金剛福寺

KONGOUFUKUJI TEMPLE

蹉跎山 補陀洛院 金剛福寺。
四国八十八ヶ所霊場第三十八番札所 。
真言宗豊山派の寺院。

原生林が広がる国立公園内にあり、境内の広さは約12万㎡を誇る南海の古道場です。蹉跎山縁起書には、平安時代に、嵯峨天皇(在位809-823)の勅願により空海が伽藍を建立し、自ら彫刻した三面千手観世音菩薩像を安置したと伝わっています。境内は大きな池に諸堂。土佐五色石が映り、108体の仏群に抱かれ、曼荼羅さながらの観音浄土です。


足摺岬

ASHIZURI MISAKI

古くから修行者が行きかう霊地、足摺岬。四国最南端に位置し、太平洋を望みます。岬に建つ金剛福寺は、日本遺産「四国遍路」の第三十八番札所であり、空海による開創と伝わっています。岬には空海にまつわる数々の言い伝えがのこり、”足摺岬の七不思議”と呼ばれる事跡が点在します。

かつて大海原の遥か彼方には、観世音菩薩の聖地・補陀洛があるとされ、観音浄土へ向けてこの地より舟をこぎ出す信仰があったといいます。