
足摺岬とは
四国最南端の岬。紺碧の海が広がる太平洋に突き出た足摺半島の先端の岬で、足摺宇和海国立公園内にあります。展望台からの視界は270度。彼方にのぞむ水平線がアーチ状に見え、地球が丸いことが実感できます。水平線から上がる朝日・月の出・満天の星の美しさを見る絶好の場所で、初日の出の人気スポットです。
照葉樹林の岬は、南国特有の生態系があり、足摺藪椿、足摺のじぎくなど、岬いっぱいに咲く姿や、自然が織りなすダイナミックな景観は地球の雄大さを感じます。鎌倉時代の後深草院二条『とはずがたり』の中で 「彼の岬には、堂宇一つあり。本尊は観音である。」とあり、金剛福寺、弘法大師ゆかりの足摺七不思議は足摺岬が、古来から祈りの場であることを実感できます。黒潮本流が直接ぶつかる足摺半島は、海の恵みも豊漁で、漁業も盛んで、海洋民族の祈りの場でもあります。

南海孤岸足摺岬は 海洋民族の祈りの道場です。
足摺遍路道
四国八十八ケ所霊場は、弘法大師空海の足跡をたどる1200年続く祈りの道です。37番岩本寺から38番金剛福寺までは、最長区間で修業の道です。足摺遍路道は、遍路の父といわれる江戸時代の僧 真念が作った真念庵から足摺岬の金剛福寺までの巡礼道です。古来から住民の道でもあり、山・里・海・浜を歩き、お接待を受け金剛福寺に参ります。
